コマンドリファレンス
Ver8.02 追補版
1.作成コマンド
◆新規コマンド◆
線コマンド
通過点接線
機 能
要素に接する直線を描きます。
書 式
LINEPT 要素 [通過点 《始点 始点を決める要素》
《終点 終点を決める要素 線分距離》(方向点)]
要素 :要素を指定します。
(円、円弧、楕円、楕円弧)
通過点
終点
始点
要素
通過点 :通過点を指定します。
始点 :始点を指定します。
始点を決める要素:始点となる要素を指定します。
(線、連続線、円、円弧、楕円、楕円弧、
曲線)
終点 :終点を指定します。
終点を決める要素:終点となる要素を指定します。
(線、連続線、円、円弧、楕円、楕円弧、曲線)
線分距離 :線分の長さを指定します。
方向点 :線を引く方向を指定します。
拡張線コマンド
領域指定線
機 能
領域を指定して拡張線を作成します。
書 式
1.点列で範囲を指定する場合
ARLINE 1 [点列 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度)格子点]
2 Ver8.02 追補
2点目
3点目
4点目
5点目
6点目
格子点
間隔
角度
点列1点目
番号=1
(斜線)
終点
点列 :範囲を点で指定します。(3点以上)
キーを押すと点列の指定を終了
します。
角度 :拡張線の角度を指定します。
間隔 :拡張線の間隔を指定します。
拡張線の種類:線種を番号で指定します。
斜線…1、格子…2、交差…3
交差角度:格子線の交差角度を指定します。
(0°<交差角度<180°)
格子点 :格子点を指定します。
2.要素群で範囲を指定する場合
ARLINE 2
[《要素 要素群》 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度) 格子点]
要素または要素群:
要素または要素群を指定します。 番号
間隔
格子点
=2
(格子)
角度
要素
群
(線、連続線、円、円弧、楕円、楕円弧、曲
線)
3.連続要素で範囲を指定する場合
ARLINE 3
[連続要素 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度) 格子点]
間隔
格子点
番号=3
(格子)
角度1
要素列
連続している順に要素を指定します。
(線、連続線、円、円弧、楕円、楕円弧、曲
線)(1要素以上)
キーを押すと指定を終了します。
4.範囲を閉要素で指定する場合
ARLINE 4 [閉要素 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度) 格子点]
閉要素:交差している順に要素を指定します。
(線、円、円弧、楕円、楕円弧)
(2要素以上)
キーを押すと指定を終了します。
間隔
格子
点
角度 1
要素列
角度 2
番号=4
5.閉じた図形の中の点で範囲を指定する場合
コマンドリファレンス 3
ARLINE 5 [内部点 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度) 格子点]
内部点
番号=5
内部点:指定した点を囲む要素が指定されま
す。
(線、連続線、円、円弧、楕円、楕円弧、曲
線)
6.2点で範囲を指定する場合
ARLINE 6
[対角点1 対角点2 角度 間隔 拡張線の種類(交差角度) 格子点]
番号=6
点1
点2
対角点:2つの対角点からなる長方形が指定
されます。
4 Ver8.02 追補
・ 点指定の場合閉じた領域を作成しなくても自動的に領域を計算して拡張線を
作成します。
・ 拡張線の線は各々が1要素です。削除コマンドで要素を指定すると指定され
た拡張線が削除されます。図形認識で「グループ図形を1要素として認識
する」ONの場合は、拡張線全体で1要素として認識します。
・ 「3.連続要素」で指定する場合に、1要素のみ指定してキーを押すと、連
続した要素で形成する範囲を認識します。範囲を修正する場合は[BS]キ
ーを押します。
・ 「3.連続要素」または「4.閉要素」指定で図形が連続していなかった場
合、不連続点に◎を表示します。
・ 「5.内部点」指定で図形が連続していなかった場合、検索過程のテンポラ
リ描画を残し表示をします。
・ 拡張線は、2つの線にぶつかったとき、その間に引きます。
・ 「1.点列」および「2.要素群」で指定した場合に、指定した範囲または
要素が重なり合っているときは、中抜きで拡張線を引きます。また、図形の
一部によって囲まれる領域を指定する